ご遺影の写真
一番最初に考えなくてはならない一つです。
最近は、「「遺影はこれを」って本人が言っていたから」と、すぐに準備できている方も多くなりました。
そうすると、遺された方は安心ですね。
アルバムをひっくり返して探したり、兄弟や孫たちのスマホから良い写真をピックアップしてみんなでさあ、どれにしましょ~と考える時間がなくなり、その分 葬儀に向けての準備に費やせます。
先日、私の妹がご主人と旅行へ行ったので、その時の写真がLINEで送られてきました。
きっと楽しかったんでしょうね、どの写真もとても良い笑顔で写っています。
「この写真いい顔してるから、遺影の候補でどこかにフォルダー作っておきなね。」
職業病ですね・・・
私の妹ですから、50代に入ったばかりだし、病気もなく元気に過ごしてます。
「は?」との返事に、
「ごめんごめん、こういう仕事してるとついね。
でもいい顔してるから、でも、もしそうなって、子供たちが慌てて訳の分からない写真で作られるより、自分が良いと思う写真のがいいでしょ?」
「そうだね。でももし80歳代で死んじゃって、こんな若いときの写真で良いの?」
遺る写真なんだから女性なんて特に、自分が一番輝いている時のが良いと私は思います。
おばあちゃんのシワシワになった時の顔より、子供達、孫たちが元気なお母さんの顔だと思ってくれる方が 良いではないでしょうか?
遺影写真にするのは、【過去何年以内の写真】じゃないとダメなんてこと、全くありません。
実は自分の写真も(同居の両親、主人も)良いものがあると、別にして残してあります。
それを、子供たちに「ここにあるからね」って教えておくことが一番大事ですが…
今、元気だからそれも出来るのです。
元気なうちに「これ遺影につかえるね~」って笑って言えるうちに、皆さんも、遺影候補を大切な方に教えてあげてください。
急に寒くなってきましたね。
お互いに体調管理に努めて、残り1か月の2024年を元気に過ごしましょうね。
平安会館・文十鳳凰殿
藤原 恵美
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