愛知県安城市にございます【平安会館 安城城南斎場】にて、通夜・葬儀をお手伝いさせていただきました。
約4年半にわたる闘病生活を必死に生き抜き、60年のご生涯に幕を下ろされた故人様。ご自分のことよりも人のことを思いやるお気持ちを忘れずにいらっしゃった方でした…。
通夜・葬儀の両日とも30名近くの方がいらっしゃり、お一人お一人が涙を見せるお別れでした。
故人様は、太陽のように周りを明るく照らすような存在だったそうです。
式後には〈想い出スライドショー〉を映写し、想い出のお写真をスクリーンにて皆様にご覧いただきました。
ほかにも、まだまだたくさんのお写真がございました。そこで、残りの20枚ほどは会館の入口付近にて、デジタルフォトフレームを通して皆様にご覧いただきました。
近くには、〈お遺影写真〉と、故人様との想い出を教えていただいてお作りした〈お礼状の文章〉もいっしょに飾らせていただきました。
迎えてしまった、葬儀の日。お勤め後、お花を手向けてのお別れ式となりました。
お柩の中をお花でいっぱいにしていただきました。
最後に、故人様が朝食に召し上がっていたという食パン、バターを塗ったトーストをご準備させていただきました。
ちょうど朝のお式でしたので、少しでもいつもと変わらない朝を迎えていただけたらという想いでした。
「いつも食べていたパンなんです。」
喪主を務められた旦那様は、そのときを想い出すかのように優しく、とても穏やかな表情で、ご親族様にご準備させていただいたパンのことを話しておられました。
心の整理もつかぬままのお別れ…。誰もが涙を流して、故人様とのお別れのお時間を過ごされ、ご出棺いたしました。
どうか少しづつでいいので、残された旦那様と長女様・次女様の3人で、ゆっくり前を向いて歩いて行ってほしいと願っています。
【平安会館 安城城南斎場】でお世話になりました皆様、ご自愛くださいませ。
平安会館 安城城南斎場
担当 登地 夏生
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