冷たい風が肌を刺す季節になってまいりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
先日、愛知県西尾市にございます【文十鳳凰殿 西尾中央斎場】にて84歳の男性の方をお見送りするご葬儀をお手伝いいたしました。
生花や篭盛もお供えいただき、家族葬とはいえ30人近くの方がご参列くださいました。
最近はコロナ禍ということもあり、こぢんまりとしたお式が多くなりました。生花や篭盛がずらりと式場に並ぶこともあまり見かけなくなってまいりました。
ご葬儀のおつとめが終了すると、お柩のおふたを開け、お花を手向ける時間となります。
そのときに故人様へ好きなお酒をのませてあげたいと、ご家族様よりご希望がございました。
"末期のお水"の代わりに、ご家族様が用意してくださった大きなお酒を、故人様のお口元へ運んでいただきました。
「お花も、好きなものも、お酒もたくさんで、おじいちゃん嬉しいね。」
少し目を潤ませながら、奥様と娘様が故人様へお声をかけていらっしゃいました。
最後のお別れには大きく分けて二通りあると思います。
笑顔で送り出す場合と、涙で送り出す場合。
たとえ、天寿を全うした方であったとしても、誰もが笑顔で送り出せるわけではありません。
故人様を想って流す涙は、その方にとって必要なものなのだと思います。
その涙を大切にしながら、少しずつ前を向いて歩いて行ってほしいと願っております。
【文十鳳凰殿 西尾中央斎場】でお世話になりました皆様、本当にありがとうございました。
どうぞご自愛くださいませ。
文十鳳凰殿 西尾中央斎場
担当 登地 夏生
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