父を送り出してから、まだ2年半。
お別れは本当に突然でした。
家事全般に畑仕事、そして、町内やお寺さんとのお付き合い。夫婦共働きで、同居していたこともあり、私たちは本当に母に頼りきりでした。
孫にとっては「もう1人のお母さん」とも呼べる存在で、「まだ10年は元気でいてもらわなきゃ」と、皆で常々話していたほどです。
そんな母が他界したのは、2021年5月3日のこと。父を見送ってから、まだ2年半。本当に突然のお別れでした。
すぐに ”文十さん“ にお願いをしました。
我が家は代々、葬儀は文十鳳凰殿 平安会館さんにお願いしています。今回も、すぐに「鳥山さん、いますか」と父の時にお世話になった鳥山さんを指名し、ありがたいことに対応していただきました。
前回のこともあり、私たち家族のことをよく理解してくださっている鳥山さん。突然で、何も分からない私たちに優しく寄り添い、すみずみまで心を配って良いご提案をしてくださいました。
「父の時はこうだったから、今回も…。」
「母の日が近いから、カーネーションを…。」
おかげで、涙、涙のなかではありましたが、ぬくもりいっぱいの雰囲気に包まれて母を送り出すことができました。
「残された者で、仲良くやっていくよ」という母への想いが、葬儀全体を通しての私たちのテーマだったように思います。
前回、父の時と大きく違ったのは、コロナ禍での葬儀だということです。
どうすればいいんだろう…。当然、そんな戸惑いもありました。
けれども、私たちが分からないことは鳥山さんが1つ1つ丁寧に教えてくださり、いつの間にか不安は払拭されていました。
多くの方がそうなのでしょうが、私たちも、今回は少しこぢんまりとした葬儀となりました。
しかしながら、今振り返っても「無事に終えられて本当によかった」と心から安堵できる…そんな、涙と笑顔いっぱいの時間になったと思います。
支えてくださった文十鳳凰殿 平安会館の皆様に、感謝、感謝です。
葬儀を終えた後も、お配りした会葬礼状をご覧になった方から「読むだけで泣けたよ」「大きな存在のお母さんだったんだね」と声をかけていただき、母のことをちゃんと伝えることができたのだと実感しています。
実は、プライベートでも繋がりのある鳥山さん。
葬儀については難しいことが多く、きっとこれからも頼らせていただくと思います。毎度賑やかな我が家ですが、よろしくお願いしますね。