皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか。
一年で最も昼が短いと言われる冬至が2024年では本日です。
冬至にはゆず湯に入る習慣がありますが、『お湯に入って融通良くいきましょう』との意味があるそうですよ。
寒い冬を乗り切るためにも体の芯から温まり、新年にむけて英気を養いたいですね。
年末近くに仏式でのご葬儀をお手伝いをさせていただくなかで「初詣に行ってもいいの?」という
ご質問をいただくこともございます。
神道では死を穢れといたします。
ゆえに遺族は忌中(一般的に故人の逝去日から仏式では四十九日・神式では五十日、節目を迎えるまで)の間、穢れをまとっているとみなされます。
そのため、神様の目に触れぬよう身を慎み、人が集まる場を控える習わしがあり、基本的に忌中の間は神社への参拝はお控えていただく傾向がございます。
忌中を過ぎて喪中(親しい方で12~13か月)であれば参拝が可能な場合もございますが、 神社によっては喪中期間も参拝を禁じている場合があります。
一方、仏教では死を穢れとする考えはなく、故人や先祖へ新年のあいさつをする機会とも捉えております。
そのため、忌中(四十九日より前)であっても寺院への初詣は問題ないと言われておりますが、
故人を偲んで喪に服す期間は、晴れ着を着たり派手な服装は避けた方が良いとされております。
忌中・喪中に控えるべきことは宗教や地域、ご家庭のしきたりによっても様々ですので、ご参考程度にしていただけますと幸いです。
空気が乾燥しております。
のどを痛めぬようご用心ください。
ブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございました。
平安会館・文十鳳凰殿
田村 美智
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