『母の面影を偲び 感謝の想いを伝えます』
母は結婚当初、父を手伝い洋裁の仕事に精を出しておりました。
紳士服の仕立てを手助けしたり 婦人服を作ったりと、熱心に手を動かしていたのを思い出します。
父亡き後は近所の工場へ勤めに出て定年まで仕事を続けてまいりました。
胸の内というのは外から見ることはできないものの、おそらく母には葛藤や不安があったのかもしれません。
自分の気持ちを素直に表現することができず、もどかしさがあったのではないかと察するところです。
そんな中でもカラオケのマイクを握る時間は、歌詞に思いをのせることができたのでしょう。
人前で歌声を披露させていただくこともありました。
やがて孫が生まれると喜びもひとしおで、ひ孫の誕生にも幸せをかみしめていた母。
できるなら小学校一年生になるひ孫のランドセル姿を一緒に見たかった、父の五十回忌の問い上げを見届けて欲しかったと別れの切なさが込み上げます。
最後くらい私の言葉を聞いてくれてもよかったのに…と思うところもありますが、両親が仲良く過ごしてくれるよう
願うことが、せめてもの供養になるでしょう。
これまでの労をねぎらい、静かに手を合わせます。
~会葬礼状より
こちらは、先日文十鳳凰殿 西尾中央斎場にてお手伝いさせていただきました際の、喪主様よりの会葬礼状でございます。
当社ではこのようなオリジナル会葬礼状を作成しております。
故人様がどんな方だったのか、故人様へ伝えられなかった想いを文章にしてみませんか?
文十鳳凰殿 西尾中央斎場
担当 伊藤里帆
平安会館・文十鳳凰殿 公式Instagram・Facebook・Twitterでも葬儀の様子や豆知識などをご紹介しております。
ぜひご覧ください!
◇平安会館
◇文十鳳凰殿