愛知県西尾市の葬儀会館【文十鳳凰殿 西尾吉良斎場】にて、満105歳の故人様のお見送りをお手伝いいたしました。
大正、昭和、平成、令和と厳しい時代を駆け抜けてこられたからこそ、家族の大切さ、家族が増える喜びを知っておられたのでしょう。
大人数の中心には、いつも皆の成長を眺めながら微笑みを浮かべた故人様がいらっしゃいました。
母の時は、お子様方に厳しい一面もあったそうです。
旦那様は教師で、故人様は百姓。朝から畑に出ては汗水垂らして働き、5人のお子様の育児に励まれました。おばあちゃんとなってからはお孫様にはもちろん、ひ孫様にも第二の子育てと言わんばかりに頼りにされる存在でした。
もうすぐ玄孫の誕生まで頑張ってほしかったと、お別れが悔やまれますが、長き道のりに終焉を迎えられ、向かう先には約40年前に亡くなられた旦那様が待っております。今頃、再会を果たせたのならば、積もる話を報告していらっしゃることでしょう…。
故人様は、コーヒーがとにかくお好きだったそうです。
こだわりは「砂糖山盛り×3杯」。昔は砂糖が貴重で、なかなか手に入らなかったそうです。
そんな経緯もあり、砂糖は多めがお好きで必ず3杯入れることを ご家族様も承知のうえでした。
頑張り屋で、風邪を引いている姿を見たこともなく、畑の農作物は必ずお裾分けし、皆の喜ぶお顔が何よりの楽しみであったそうです。
家族葬で執り行われた式。悲しみもありましたが、笑顔で送られた式でもありました。
故人様も、きっと微笑みながら見守っておられたのではないでしょうか。
ご家族様にはたいへんお世話になりました。ご自愛くださいませ。
文十鳳凰殿 西尾吉良斎場
担当 小林 孝教
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