秋の深まりとともに日脚もだんだんと短くなってまいりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
先日、ご葬儀のお手伝いをさせていただいた際のお話です。
ご遺族様へご挨拶と打ち合わせに伺ったとき、故人様が着ていらしたのは、病衣でした。
「故人様が今着ていらっしゃるのは、病衣ですか?」
「そうです。でも、本当はいつも着ている洋服を着せてあげたい。病院に服を持って行くのが間に合わなくて…。」
ご自宅にはまだ故人様の洋服があると伺ったので、ご納棺までにご用意いただきました。
納棺士の手により、いつも着ていた洋服に腕を通され、帽子から足元は靴下まで着用し…。
病衣を着ていらしたときより、故人様の表情もどこか嬉しそうなご様子でした。
最後のお別れでは、故人様の好きな色である、青色のお花をお柩へ納めていただきました。
お手伝いをさせていただきました2日間、大変お世話になりました。
時節柄ご自愛ください。
平安会館 文十鳳凰殿
担当 川井 沙織
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