「今頃、マイク片手にのど自慢してるかな。」
カラオケが大好きで、特にみんなの知らないようなレアな曲を歌って「世の中にはこんないい歌が、まだまだあるんだぞ!」と楽しんでおられたという故人様。
たしかにご自宅からお借りしてきたCDやカセットを見ても「?」な曲が多かったです。
施設のスタッフさんや利用者さんにもファンがいらしたようで、みんな故人様の歌を聴くのを楽しみにされていたそうです。
「マイクはなくなっちゃった」と残念そうなご家族様に、お花でできたマイクを飾らせていただき、最期は故人様のお手元に…。
最初の一言は、ご自宅に帰られた後、お邪魔させていただいたときにご長女様がふと呟かれた言葉です。
きっと彼の地で、ご自慢ののどと、お好きな歌をマイク片手に披露されていますね…。
この出会いに感謝いたします。
ありがとうございました。
ご家族皆様、どうかご自愛くださいませ。
平安会館 文十鳳凰殿
井手 和美