先日、お葬儀の打ち合わせをさせていただこうとした時でした。
「この文章を、司会者の方に読んでいただきたいのですが…。」
そうお声をかけてくださったのは、故人様のお孫様でした。
そして、お渡ししてくださった、A4サイズの紙にびっしりと書かれたメッセージ。全て目を通させていただきました。
もちろん、司会を務めるスタッフで代読をすることもできましたが、それは、あまりにも想いのこもったメッセージでした。
「よろしければ、こちらのメッセージ、ご自身でお読みになりませんか?」
そうご提案させていただきました。
最初は「いや、自分なんて…読めないです…」と謙遜されていたお孫様。しかし、「司会者が読むよりもきっと、お孫様ご本人が読まれたほうが、おじいさんも喜ばれるのでは?」とお伝えさせていただいたところ、お読みいただけることになりました。
想いのこもったメッセージは、お寺様のお勤めが終わり、お顔をご覧になってのお別れの前に、ご弔問くださったご親族の皆様の前でお読み上げいただきました。
メッセージを書いてくださったお孫様は、小さなころはわがままで、故人様に迷惑をかけることもあったそうです。それでも、故人様は変わらぬ愛情をお孫様に注いでくれました。
溢れんばかりの想いがこもったメッセージ。故人様にきっとその想いは届いたはずです。
ご家族の皆様におかれましては二日間、たいへんお世話になりました。
お体にお気を付けてお過ごしください。
平安会館 文十鳳凰殿
担当 岩崎 あずみ
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