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9月も中旬に入り、秋の涼しさがより恋しい毎日です。
四季の中で、秋は特に好きな季節ですが、年々、春と秋が短く過ぎてしまっているのを感じます。
目に見える自然の変化を楽しんだり、美味しい物を食べたり…。
五感で秋を楽しむのもいいですが、私は「読書の秋」ということで、一冊の本をご紹介いたします。
それは「納棺夫日記」です。
先月の頭頃に、この作品の著者である青木新門氏がご逝去されました。
作品のタイトルだけでは、なかなかピンとこない方も多いかもしれません。
実はこの作品は、映画「おくりびと」の原作となった本なのです。
映画「おくりびと」は、ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
主演の本木雅弘氏が「納棺夫日記」に感銘を受け、映画化したと言われています。
私自身、学生時代に「おくりびと」を鑑賞しました。
私にとって「おくりびと」とは、納棺師という職業を知るきっかけとなった映画です。
作品としても日本的な美しさを漂わせており、静かに人の心を引きつける映像だなと思いました。
実は原作があることを知ったのは、つい最近のことです。
葬祭の仕事に携わらせていただいていることもあり、「納棺夫日記」に興味を持ちました。
著者の青木氏は詩人・作家でもありながら、納棺師でもあるというユニークな経歴の持ち主です。
納棺師としての自身の経験を基に、葬送に関わる人々の姿や日本の死生観について言及しています。
生死という普遍的な営みに対して、今一度深く考えるきっかけとなる作品です。
未読の方は、ぜひお手に取って読んでみてください。
平安会館 文十鳳凰殿
担当 河本 粛
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