「おっかぁは我が家の太陽でした。」
愛知県西尾市にございます【文十鳳凰殿 西尾中央斎場】にて、ご葬儀のお手伝いをさせていただきました。
「家の中や工場、畑と、元気な笑い声が聞こえてくれば 母の居場所はすぐに分かりました。」と、息子様が故人となられたお母様のことを私に教えてくださいました。
ご夫婦で事業を始めて以来たくさん苦労もしてきたそうですが、いつも明るくご主人を励まし、ご自身も一生懸命働いていたそうです。それは息子様の代になっても変わらず、病気が分かる今年の三月までバリバリ仕事をしていたそうですから、本当に頭が下がります。
工場にいない時は大体 畑にいて、野菜作りに汗を流していらしたというお母様。とれたてを周りに差し上げ、皆さんに喜ばれると一層やる気が出たようです。
その傍らで育てていたバラも季節になれば見事に咲き、どんなに愛情を注いで手入れをしたのか、見る人にも伝わるほどでした。
西尾市の花として定められているのも、平和と幸福のシンボルである『薔薇』です。
返礼品にお付けして皆様にお配りしております、会葬礼状にも故人様が育てられました薔薇のお写真を印刷させていただきました。
また、お母様は忙しい毎日に少しでも時間を見つけては、ご友人方と旅行を楽しんでいらっしゃいました。息子様は、お母様のじっとしている姿など、ほとんど記憶にないといいます。
いつも忙しくて いつも楽しそう。けらけら笑うお母様に、いつも元気をもらっていたのだと改めて気付かされたという息子様。
そんなお母様へ、最後は大好きだったバラに囲まれていただきました。
その生き方も、何かあるごとに背中を押してくれたエールも、ご家族様の人生を照らす光となることでしょう。その大きな存在に感謝を込めて、合掌をもって見送ります。
この三日間、色々とお世話になりまして本当にありがとうございました。
どうぞご自愛くださいませ。
文十鳳凰殿 西尾中央斎場
担当 内野 久美子
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