皆様、いかがお過ごしでしょうか。
先日、文十鳳凰殿 吉良斎場にてお葬儀のお手伝いをさせていただきました。
故人様は103歳のおばあちゃん。
喪主はご長男様が務められました。
お打合せの為にご自宅へ伺うと、部屋の中を歩いている一匹のワンちゃんが。
故人様の相棒と言っても良いこの子とよく一緒に散歩をする姿が印象的だったと喪主様からお伺いいたしました。
そんな故人様「遺影写真はこれが良い」と喪主様に伝えていらっしゃったそうで、見せて頂くとそこには愛犬と一緒に写った可愛らしい笑顔の故人様。
「犬も一緒にって言ってたんだけど…そんなん良いのかね?」
喪主様方は迷われていましたが、せっかく故人様が決めていらっしゃったお写真です。
「色々な考え方がございますが、皆様が良ければ、せっかくご本人が決めていらっしゃったことですのでワンちゃんも一緒に写してあげては如何ですか?」
とお伝えいたしました。
そして選んで頂いたのは故人様の意思を尊重し、ワンちゃんと一緒のお写真。
心なしか、お写真の中のお顔がより一層嬉しそうに見えました。
お式のご様子でございます。
大切な故人様の眠る祭壇へ、お光をお灯しいたします献灯の儀。
お光は、喪主様よりお預かりいたしました。
お預かりしましたお光を、祭壇へ。
祭壇にお光が灯されましたら、ご寺院様方が式場に入られ開式でございます。
式が進みますと、皆様のご焼香でございます。
こちらが故人様の選んだご遺影でございます。
喪主様に許可をいただき、ワンちゃんを写させていただきました。
そして、お別れのお時間が近づいて参ります。
ご会葬の皆様にはお棺から溢れんばかりの沢山のお花を納めて頂きました。
それから、故人様が巡り、集めた御朱印も忘れずに。
最後は近しいご親族の皆様の手で、お棺のおふたを閉じていただき、
ご出棺でございます。
103歳という大往生だった故人様。
亡くなる数日前までご自宅で過ごされていたそうです。
「健康に気を使っていらっしゃったんですか?」と伺うと、
「大した事はしてないと思ったけどなぁ。犬の散歩ぐらいか?」
と喪主様。
元気は笑顔から!なんてフレーズを目にした事がありますが、間違っていないかもしれませんね。
その笑顔を引き出すのは愛犬。
大好きな愛犬が、元気の源。
このブログをお読みいただいている皆様にも、そんな存在はありますでしょうか。
文十鳳凰殿 吉良斎場にてお世話になりました皆様。
暖かくなり、過ごしやすい季節がやって参りました。
お仏壇の事や、法要の事、お困り事はございませんか?
何かございましたら、いつでもお電話下さい。
西尾市
文十鳳凰殿 平安会館
担当 伊藤里帆